国際物流戦略チーム - シンポジウム - 地域を活性化する国際物流
アジア物流に力を発揮する北陸地域
平成19年12月14日(金)、富山国際会議場(富山市)において、北陸地域国際物流戦略チーム(座長:柳井雅也東北学院大学教授)が主催するシンポジウム「地域を活性化する国際物流」を開催しました。
本シンポジウムは、北陸地方整備局や北陸信越運輸局など物流関係60機関で構成される北陸地域国際物流戦略チームの最終提言を踏まえ、北陸地域の経済人並びに対岸に位置する韓国釜山港の経済人や学識経験者等によるこれからの国際物流への対応と地域の関わりについてのパネルディスカッションを行い、今後の地域振興施策に反映させることが目的です。
北陸地域(新潟県、長野県、富山県、石川県、福井県)に関連する国の地方支分部局、地方公共団体、経済団体、物流事業者、学識経験者等から約250名が参加して行われたシンポジウムは、石井富山県知事及び須野原北陸地方整備局長の開会挨拶の後、今年11月にまとめられた「北陸地域国際物流戦略チーム」の提言(下記参照)が柳井教授から報告されました。続いて、雨宮洋司氏(元富山大学教授)をコーディネーターとして「地域を活性化する国際物流」のテーマで行われたパネルディスカッションでは、パネリストから「小規模な北陸地域の港湾では、各港が連携していく必要がある」、「物流の効率化とともに、企業立地の推進に向けて、産学官が連携した動きが重要であり、国際物流の強化は結果的に地域活性化にもつながる」、「北陸の持つ高いポテンシャルを活かすには需要追随型ではない、先行的な取り組みが大切」等の発言がありました。
「北陸地域国際物流戦略チーム」の提言
- 国際物流機能の改善・強化
- 多様な輸送経路への対応
- 企業の立地促進に向けた取り組み
- 国際物流機能の利用促進
石井富山県知事の開催地挨拶 |
須野原北陸地方整備局長の主催者挨拶 |
柳井教授の講演 |
パネルディスカッションの様子 |
プログラム
開会挨拶
石井 隆一(富山県知事)
須野原 豊(北陸地方整備局長)
第1部 講演
演題「北陸地域国際物流戦略チームの提言」
柳井 雅也(東北学院大学教養学部教授)
第2部 パネルディスカッション「地域を活性化する国際物流」
パネリスト
新木富士雄(北陸経済連合会会長)
分家 静男(射水市長)
陣 奎昊(釜山港湾公社日本代表部代表)
一志 宗登(三井商船ロジスティックス株式会社取締役プロジェクト推進室長)
松尾 俊彦(東海大学海洋学部教授)
須野原 豊(北陸地方整備局長)
コーディネーター
雨宮 洋司(元富山大学教授)
閉会挨拶
南 博史(北陸信越運輸局次長)