日本海域ビジョン

〜 世界と結ばれた21世紀のみなと、空港、そして海 〜

 2001年1月6日に、北海道開発庁、国土庁、運輸省及び建設省が統合され、「国土交通省」が発足しました。これに伴い、第一港湾建設局は、北陸地方整備局と東北地方整備局に改組され、新たなスタートを切っておりますので、引き続きよろしくお願いします。

 本ビジョンは、日本海を通じた国際経済・文化交流が飛躍的に活発になる時代を展望しつつ、秋田県から福井県までの「日本海地域」における港湾、空港等の整備等の長期的な方向についてとりまとめたものです。

 政策目標として、

  1.  東アジア等の成長や国際貿易構造の変化に対応しつつ、世界と日本各地を結ぶネットワークを形成するため、ゲートウェイ機能を充実する、
  2. 臨海部を、日本海の持つ魅力や特色を最大限に活かしつつ、市民が集い、時を過ごし、地域づくりの核ともなる場として創造・再生する、
  3. 人々の安全や安心を確保するため、自然災害に強い地域をつくるとともに、沿岸域や海洋の環境を保全する
    ことを掲げ、さらに日本海に面する各地域の連携を促す取組みの方向についても掲げています。

 本ビジョンの策定に当たっては、様々な分野の有識者からなる懇談会を設け、地域の課題、将来像、実現方策等について議論していただき、最終的に当局でとりまとめを行いました。また、とりまとめに当たっては、地域の将来像やその実現のための港・空港の役割について一般の方々にも分かりやすく示すことをこころがけました。本ビジョンに対する皆様のご意見、ご感想を歓迎いたします。


もくじ

Ⅰ.本ビジョンの趣旨

  1. 21世紀に有望な地域とは
  2. 太平洋側の時代から日本海側の時代へ:日本海側のポテンシャル
  3. 日本海地域の将来像と政策目標

Ⅱ.日本海地域をつくる:3つの目標と主要施策

目標1

世界と日本各地とのネットワークを形成するゲートウェイ機能の充実

  1. 日本海地域の港湾を巡る状況:東アジアとの貿易の大幅な増加
  2. 日本海地域におけるゲートウェイ機能の将来像
  3. 将来像実現に向けての主要施策

目標2

市民が集い、時を過ごす、地域づくりの核ともなる臨海部の形成

  1. 日本海地域の臨海部の特徴と課題
  2. 日本海地域の臨海部のポテンシャル
  3. ポテンシャル活用のための主要施策

目標3

人々の生活を支える安全や安心の確保

  1. 安全で安心な社会への要請
  2. 地域の現状と課題
  3. 課題に対応した主要施策

Ⅲ.日本海時代の実現に向けた連携施策