内外に開かれた地域と市民のみなとへの新生

 地域自らが、海辺の利点を最大限活かしつつ、地域における経済活力の維持・増進と教育、文化、癒しなどの海の資質を活かした暮らしの充実に寄与する、内外に開かれた地域と市民のみなとへの新生に取り組んでいきます。その際、地域の特性に応じた多様な港湾空間の再編・創造の方向性として、以下のようなものが考えられます。


大都市圏の暮らし充実に向けた広域連携を基軸とする沿岸域の利用と保全

 湾内の複数の港湾が広域的に連携することにより、沿岸域全体の総合的な利用と保全を図るものです。

大都市圏の暮らし充実に向けた広域連携を基軸とする沿岸域の利用と保全

地方都市圏の個性的な発展を支える港湾空間の創造

 港湾の背後に擁する適度な人口・経済集積と、地域の歴史、優れた自然資源などを活かして、地域が誇りをもてる港湾空間の形成を図るものです。

地方都市圏の個性的な発展を支える港湾空間の創造

地域経済の活力回復に資する臨海工業地帯の再生

 地域経済に大きなウェートを占めている臨海工業地帯において、立地企業の高度化を図るとともに、関連産業間の連携による新たな企業の立地などを円滑に進めるものです。

地域経済の活力回復に資する臨海工業地帯の再生

小港湾地域の活性化に向けた港湾空間の多角的利用

 離島や大多数の地方港湾において、利用度の低下している空間や施設を多角的に活用します。また、来訪者に対する観光情報の提供、体験学習を通 じた地域と都会との交流を促進します。これにより、地域の活性化と生活環境の向上を図るものです。

小港湾地域の活性化に向けた港湾空間の多角的利用